
関東防衛懇話会 第6師団研修
第6師団では、東北地方3県(宮城県、山形、福島)の防衛警備、災害派遣を任務としており、最近では山形県南陽市の林野火災や、酒田市および最上郡戸沢村の荒瀬川・最上川の氾濫に対して災害派遣を行いました。
日本海側にも太平洋側にも面しており様々な災害に対応する必要がありますが、加え、多方面隊地域に災害が発生した場合の派遣も想定しています。(首都直下、南海トラフ、富士山等)
関東の人には、東日本大震災の対応が一番記憶に新しいと思いますが、実際その場にいた隊員たちの細かい心情描写含め生の声を聴くことができ、展示などでは知ることのできない体験をすることが出来ました。
また、酒田市では昔から繰り返し起きている火災の歴史の中で1976年(昭和51年)の酒田の大火の対応事例の説明がされ、テレビ番組の取材の中で、当時の師団長が緊急事態を自ら判断し、派遣要請を受ける前に「訓練」として緊急招集をかけたことなどが紹介されていました。
関東防衛懇話会として、自衛隊の任務に関してより一層理解が深まり、充実した研修であったとの声がありました。





<みやぎ東日本大震災津波伝承館>
被害の状況や、語り部の体験談がビジュアルでわかりやすくまとめられており、建物の屋根が津波の到達点と同じ高さに作られているなどわかりやすい施設でした。時間が足りず数時間かけてみていける施設だと思います。
<石巻市震災遺構 門脇小学校>
教師の誘導が良く避難としては訓練の成果が出た学校の例でしたが、学校内の状況がそのまま残された遺構で、展示もわかりやすく言葉こそ少なくなりますが防災意識を高める研修となりました。















美談だけで終わらせない、体験者の生の声や、
自衛官の体験を交えた解説で大変貴重な研修となりました。